風子、安らかに。
  

あんなに元気に走り回っていた風子が、血管肉腫という恐ろしい病気を抱えていたなんて・・・。
ぬいぐるみをポンと投げてよこして一緒に引っ張りっこをして遊んだり、
夕食のおかずを分けてもらおうと2人の間に座り込んでおねだりしたり、
幼馴染のノンノンちゃんと多摩川で最後に走り回ったのもごく最近のことでしたものね・・・。

動物病院では緊急オペに輸血などできるだけのことをしてくれたけれど、風子が生きて戻ってくることは
ありませんでした。心臓停止の連絡を受けたのは平成25年1月16日午前0時45分のことでした。

すぐに連れ帰った風子の死に顔は穏やかで、眠っているようにしか見えませんでした。
雪解け道をたくさんの人が、時にはワン連れで、風子に会いに来て下さいました。
夜には遠路まろ兄ちゃん一家も駆けつけてくれました。
風子、よかったね。あなたはこんなにもたくさんの愛をいただいてこれまで生きてきたのですね。

風子、あなたは優しい子でした。幼いころから大型犬と遊び、鍛え抜かれた体を持ちながら、
ただの一度も私たちを引っ張って転ばせたことがありませんでしたね。
母さんの体調がよくないときはゆっくり合わせて歩いてくれましたね。
悲しいことがあってしょんぼりしているときにはそっと寄り添って背中を撫でやすいところに置いてくれましたね。

風子は無駄吠えはしないけどおしゃべりが好きで、お散歩のときは「お散歩お散歩うれしいな」と言いながら、
時には道路を掃いている知らない人にまで話しかけて頭を撫でていただいていましたね。

風子、あなたは幸せを呼ぶ子でした。
私たちの家族になってくれたことを感謝しないではいられません。
風子、ありがとう。


 
   
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