4月16日

イースター休暇の日曜日、二人と一匹でズブラスラヴにあるケルトの丘に登ったの。
お家から車で20分ほどでふもとまで行けるんだよ。

この丘のてっぺんに昔、昔、チェコ人のご先祖さんのケルト族が住んでいたんだって・・・。
とても大きなケルト人の集落があったとかで、特に神殿はケルト人が造ったものの中では世界最大の
ものらしいよ。神殿があったところに何本もの杭が打ってあった。
ケルト人は遊牧民だったって言うけど、どんな動物を連れていたのかな?
この木立の中でどんな生活をしていたのかな?
谷まで降りて水を汲んできていたんだろうな。

紀元前4世紀ごろがケルト人の最盛期で紀元前50年ごろにどこかへ移動して行ったらしい。
ここに住んでいたケルトの部族はボイイ族っていうんだけど、ボヘミアというのはチェコのラテン名で
もともとはボイイ族の土地っていう意味なんだって・・・。ヴルタヴァ川もケルト語で荒々しいっていう意味の
vltと水を表すvaが一緒になってできた名前らしいよ。

帰りにね、橋を渡ってズブラスラヴのお城の美術館に父さんと母さんは寄り道したの。
風子は車の中でお昼寝して待ってた。
ここで日本の浮世絵の展覧会をやっていると聞いていたんだけど、父さん、母さん、とても満足して戻ってきたよ。
充実したコレクションで、特にお猿さんとお魚の絵を二人はとても気に入ったらしいよ。

この展覧会、6月11日までやってるとかで、是非また観に行きたいって言ってたから、
もしかしたらケルトの丘にもまた連れて行ってもらえるかもしれないな。




ケルトの丘を登っていきます。


 ところどころに棒線でしるしがつけてある木があり、
 それだけを頼りに歩き続けます。

やっと春が訪れたばかりの丘に野の花が咲いていました。

キツツキが木に穴をあけているところを見かけましたが、
写真が間に合いませんでした。でも楽しいね、風子・・・。


木立の間からプラハの町が見えます。
時折野生の足音が風子の興味を引くようです。


 ようやくてっぺんに着きました。大昔、ここにケルト人の
 集落があり、社殿を中心にお祭りなども行われていたの
 でしょう。
一期一会です。


ズブラスラヴ城にある国立美術館アジア部門の展覧会で
浮世絵を堪能してきました。
13世紀には王家の狩猟用城館だったところだそうです。


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