12月12日

父さんと母さん、夕方からうきうきしながら中野サンプラザの同窓会コンサートに行った。
60年代、70年代の懐かしい曲が聴けるコンサートだったらしい。
海外生活が長い父さんと母さん、日本の新しい曲になかなかついていけなくて、
知っている曲を聴けるこのコンサートをとても楽しみにしていた。
三田明が美しい六十代だと笑いながら美しい十代を歌った。チェリッシュ、麻丘めぐみ、
あべ静江、三原綱木、真木ひでとなど懐かしい顔ぶれが持ち歌の他にもたくさんの曲を
聴かせてくれたらしく、特に三田明の「冬のソナタ」がとてもよかったと言っていた。
普段はクラシック愛好家の父さんと母さんだけど、今夜は思い切り青春してきたようで、
風子もお留守番していた甲斐があったよ。


12月13日

昨日はお天気だったのに風子を長時間お留守番させたので二人とも後ろめたかったらしく、
今日は日中長いお散歩をしてくれた。父さん、本当はフィットネスクラブでキックシェイプを
やるはずだったんだけど、お昼前後の数時間だけ日が差すってお天気予報が言っていたから、
プログラムをお休みして風子につきあってくれたの。
先週と同じカフェ・フィネルにまず立ち寄ってケーキとコーヒーを注文したよ。北欧の家具や
食器がさりげなく、テラス席は寒かろうと膝掛けも用意されていた。
ドッグカフェじゃないので犬連れはテラス席だけ。母さんがマスターに、まだワンを中に入れる
気にならない?と聞いていた。
一服した後で父さんと走ったよ。
父さん、ふうふう言いながら、一生懸命付き合ってくれるの。
もう8年間一緒にいるから、父さんが考えていること、だいたいわかるよ。
だから父さんが右に行きそうなときは風子、左に行くの。
少しでも遊びが長続きするように、工夫するの。


   
 
ヨーイ、ドン、で走り始めました。

 8歳の風子が夢中で走ります。
   
 
立ち止って父さんを待ちます。

父さんが右に行こうとしたので風子は左に
切り返しました。 
   
 
父さん、負けずについていこうとしますが・・・、

少しずつ引き離されてしまいます。
 
   
 
得意満面の風子です。

 父さん、早くおいでよ!
   
 
 帰り道、野草を摘んでいるおじさんのワンが
 一人で風子のところにやってきました。

 「袖すりあうも他生の縁」っていう言葉、
知ってる?
 
 
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