薬局で買うハーブティー


チェコでは薬効のあるハーブティーを薬局で購入する習慣がある。
冷え性、乾いた咳、胃弱など、症状にあったハーブティーを薬局の薬剤師さんに選んでもらうのだ。
普通のお茶のように、ティーバッグに入ったものとそうでないものがある。
沸騰したお湯を注ぎ、15分ほど待ってから飲むのがよいらしい。

私はモグラのクルテックが胃の弱いネズミのためにそれを求めて世界中を旅したが結局チェコの自分の
家の周りに咲いていたというお話で知られるカミルレの花のお茶(Hermankovy caj )をよく飲む。
これはカモミールティーの名前で日本でもよく知られているお茶だ。日本茶感覚で飲みやすい。

菩提樹のお茶(Lipovy caj)も気に入っている。これはシューベルトの名曲「菩提樹」で歌われている
リンデンバウムの花を乾燥させたものだが、体を温め、リラックス効果があると言われている。
風邪の引きはじめや咳にも効くとパッケージの効能のところには書かれている。
お釈迦様がその下で悟りを開いたといわれる菩提樹とは品種が異なるらしい。

ほかにもいろいろなハーブティーがあり、風邪をこじらせたときに薬局を訪ねて今の自分の症状に効く
お茶はないかと尋ねたところ、そのものずばり、風邪に効くお茶と書かれたパッケージを渡されたことが
あった。

どのパッケージにも愛らしい植物の絵が描かれていて、大きさも手頃で軽いので、日本向けお土産にも
適しているような気がするのだが、いかがであろうか?



向かって左側のパッケージがティーバッグ入りのカモミールティー, 中央のパッケージとお皿に
載っているのが菩提樹のルースティー、そして右側のが風邪をひいたときに飲まれるティーバッグ
入りのお茶です。



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