3月13日

母さんはこの頃よく鶏肉をまるごと買ってきて自分でさばいてガラでスープをとるの。
そして父さんが骨の周りについている柔らかくなったお肉の部分をていねいに削ぎとって
タッパーに入れるの。小骨が入り込まないように気をつけてできるだけたくさんのお肉を
集めるの。そしてね、それが何日分かの風子のお弁当になるんだよ。
雪の公園はとても楽しくて、風子、お耳が遠くなっちゃうんだけど、
母さんのバッグの中にこのお弁当が入っていることを知っているから気になって
どうしても近くを歩いちゃうの。
遊んだあと呼ばれるとたいていお弁当タイムだから、飛んでいくよ。
母さん、バッグの中から風子のお皿を出して、お座りって言うの。
お座りするとお皿の中にお弁当を入れてくれるの。
知らない間にリードにつながれちゃうけど気にならないよ。
お弁当、ちょっぴりだけどとってもおいしいよ。
よそのワンコは自分のお弁当じゃないって知ってるから取りに来ないし、
たまにやってきても飼い主さんが呼ぶとすぐに戻っていくから、
風子は安心して食べられるの。
おやつにピシュコティ(チェコの赤ちゃん用ビスケット)をもらえることもあるよ。




父さんが風子のお弁当用に鶏肉をさばいています。
それをじっと見つめる真剣な風子。

今日の公園にはスキージャンプの姿勢をした
雪ダルマさんがいたよ。少し溶けかかっていたけど
こんなの初めてだね。

ゲレンデ(?)の公園に着くや、父さんと風子は
早速追いかけっこ開始・・・かな?

風子の飛ぶような動きに、父さんもう倒れ気味です。
どうしてもっと早く動けないのかなぁ??

ご機嫌なお顔でうぉぉ〜ん・・んとハスキ−ボイス
を一声。

それを聞きつけたド−ベルマンのお兄ちゃんが
近寄ってきましたが、風子は臆することなく
アホイとご挨拶。 随分逞しくなりました。

母さんが風子のお茶碗を出して、夕べ父さんが
風子のために捌いた鶏肉を少しだけ中に入れます。 
あっという間にペロリ、ああ美味しかった!


食後のデザートはピシュコティ。
チェコに来るときにお餞別にいただいたピンクのケース
には、チェコの赤ちゃん用ビスケットが入っていることを
風子は知っています。


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