8月9日

今日は涼しくて快適なお天気だったので市内観光にお出かけした。
ホテルにもらった「ワンコお留守番中」の札をお部屋のドアのノブにかけると、
できるだけ早く戻ってくるからねと言って、父さん、母さん、ペルガモン博物館にお出かけしちゃった。

でも約束どおりお昼前には戻ってきて、ちょっと休憩した後みんなで一緒に街に出たの。
ブランデンブルク門から森鴎外の『舞姫』の舞台となったウンター・デン・リンデンの通りを歩いた。
森鴎外も、ハイネもヘッセもゲーテもシラーもグリム兄弟も、そしてカントにヘーゲル、ルターにマルクスも学んだという
フンボルト大学を訪ねたの。門前の古本市が賑わっていて、こうして鴎外も古本を手にとって眺めたりしていたのかな
あって、母さん、感慨深げだった。

その足でフンボルト大学所属の森鴎外記念館へ行った。1887年から森鴎外が住んでいたアパートが当時の調度品で
再現されていて、書庫も公開されているらしいの。風子は遠慮してお外で待っていた。

そのあとベルリンの壁や検問所があったところを見てからクーダムへ回った。
カフェ・アインシュタインの本店で一服したよ。外からは普通のマンション風で見過ごしてしまいそうなところだったけど、
中に入るといかにも老舗らしい落ちついた雰囲気で庭へ通じていた。風子たちはガーデンテラスでコーヒータイム。
カフェ・オ・レとリンゴのタルト、風子もケーキをちょっぴり分けてもらった。おいしかったよ!
お客を和ませる一流のサービスに伝統を感じると父さん、言っていた。



犬を置いてお出かけしたいと言ったらホテルが
「ワンコお留守番中」の札をくれました。

紀元前2世紀にペルガモン(現在のトルコ)で発掘された
ゼウスの大祭壇を見てきました。

エジプト博物館にも行ってきました。

紀元前1850年頃に作られたといわれる女像です。
穏やかな表情が印象的です。
紀元前1360年ごろに作られたと言われるエジプトの女王
ネフェルティティ像。こんなにも美しく高貴な像が、今から
3000年以上も作られていたなんて、ただ驚くばかりです。

ホテルに戻り、一服してからこんどは風子も一緒に
お出かけしました。向こうに見えるのがベルリンのシンボル、
ブランデンブルク門です。

フンボルト大学、ゲーテやグリム兄弟、カントやヘーゲルなど
著名人が多くこの大学で学びました。


偉大な卒業生たちの名が誇らしげに天に向かって
積み重ねられています。

大学前には伝統の古本市場が開かれています。





森鴎外が住んでいたアパートがフンボルト
大学付属の記念館となって公開されています。
鴎外が住んでいたお部屋です。

ベルリンの壁があったところ。
父さん、何をしてるの?



老舗のカフェ・アインシュタインでおいしいカフェ・オ・レを
飲みました。自家製ケーキも大変おいしかったです。

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